2024年05月10日

GWも終わり日常が戻ってきています。

私は、今回は少し長めのお休みを取り
バリ島へと出かけました。

バリ島は、15年程前に家族で出かけたことがありました。
当時は子どもたちも学生で
ホテルのプールで遊んだり、ビーチで砂だらけになってはしゃいだり
バリ舞踊のケチャを観に行ったり、バリの民芸品を買いに行ったりして
楽しい思い出でした。

今回は、
私のカウンセリンルームも開設してから
来年で25周年を迎えようとしている中で
プレ25周年記念という自分へのご褒美もあり
バリ島への旅を選択しました。

リゾート地の中にあるホテルの部屋は
当日、アップグレードしてもらえたこともあり
それはそれは、素晴らしすぎる所でした。

1階の部屋の目の前は広い庭のようなプールがあり
ベランダからそのまま水の中にはいれるという作りでした。

周りにはたくさんの椰子の木や
白い麻の布の天蓋が風でなびく小屋や
レストランに行くための小道があり
その敷地の中で時間を忘れて
ただひたすら、ゆっくりと過ごしました。

この期間は何故か旅行客も少なくてプールもほぼ貸し切りのような状況でした。

私は
青く、高い空を見上げたまま仰向けになって
全身の全ての力を抜いて
水の上に身を任せて
ただひたすら浮かんでいました。

今まで見たことのない世界がそこにはありました。

少しずつ重なりながら流れる白い雲が
まるで妖精たちのようであったり

背の高い木の緑色のたくさんの丸い実から
笑い声が聞こえてくるようであったり

太陽の光が強すぎて
光と水にさらって行かれそうに感じたり

私は一体どこにいるのか

私は一体誰なのか

これからどこに向かって行こうとしているのか

分からないことだらけで

現実と幻想の境目も分からなくなりそうで

でも、

そんなことはどうでも良くて
どうでもいいことばかりで

風はひたすらそれでも吹いているし
太陽はそれでも輝き続けていて
水は私にひたすら優しい

だから

きっと

これでいい
このままでいい
ありのままでいい

だから

きっと

だいじょうぶ

そう感じる空間と時間が
そこにはありました。

私の目的地が見えたようにおもえました。

それがたとえ幻でも
ちがっていたとしても

きっと

だいじょうぶ

そんな独りよがりの旅でした。

投稿者 椎名 あつ子 : 14:22

プロフィール

横浜心理ケアセンター

『横浜心理ケアセンター』

2000年から横浜市中区で開設しているカウンセリングルームです。
多種医療・弁護士などとの協力体制のもと、心理カウンセリングを行っています。
このブログでは、センターの代表である私が、一人の人間として、一人の女性として、またカウンセラーとして、日々の生活の中で感じた様々な出来事などをエッセイ風にみなさんにお伝えしていきたいと思います。

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