2006年12月20日

なんとなく日曜日

クリスマスイブの1週間前の日曜日。

その週は、
夜中までの友人のバースディパーティー、
忘年会なども加わり、
体が弱っていたのか、
どっと疲れが出たみたい。

お昼過ぎのブランチの後、
ゆっくりバスタブにつかるはずが、
再びベッド。

目が覚めた時は、夕暮れの光が、
カーテン越しにゆらゆらとキラめいて、
ベランダのやしの木の影が
寝室の壁に反射して見えた。

私は、動かない体をベッドに沈めたまま、
光の行方をずっと見ていた。

今年もあと少し。

でも、その前に、あともう少しで、
大切な女性(ヒト)との別れがあるんだ。
来週は、その女性との
farewell partyをする。

そして、本当の年末が来る。

来年はまた、新たな出会いが
あるのかもしれない。
夕暮れの光が、
朝日へと変わるように。

気付いたら、クライアントからの
FAXが入っていた。
悲痛な叫びが伝わってきた。
彼女にも、来年は、
朝日のような光が訪れますように…

眠りすぎた後の、
シークァーサー100%の果汁の
おいしいこと。
私の体全身の血液は、
オレンジ色になったように思えた。

私のその日の日曜日は、
そんな感じで、何となく過ぎていく。

でも、やはり夜は、
小さなライブハウスバーで、
曲に合わせて英語の歌詞を口ずさむ私がいた。

クリスマスイブ1週間前の日曜日。

投稿者 椎名 あつ子 : 13:40

プロフィール

横浜心理ケアセンター

『横浜心理ケアセンター』

2000年から横浜市中区で開設しているカウンセリングルームです。
多種医療・弁護士などとの協力体制のもと、心理カウンセリングを行っています。
このブログでは、センターの代表である私が、一人の人間として、一人の女性として、またカウンセラーとして、日々の生活の中で感じた様々な出来事などをエッセイ風にみなさんにお伝えしていきたいと思います。

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