2008年01月18日

権利

今日の朝日新聞の記事だ。
アメリカの大統領選の行方を
左右していくと思われるひとつに、
同性愛の人たちへの結婚を
認めるかどうかがあるということを知った。

「隠し立てせず、正直に生きたい。
それが、私たちの存在を認めさせる
一番の方法だ。」

と、ある同性愛の人はいう。

税金や年金、社会保障など、
普通の夫婦と同じ権利を、
同性愛カップルにも認めて欲しいということを
主張している。
それに対して理解を示している民主党を
支持している同性愛カップルが
多い様子だ。

人種差別も含んだ中で、
今後のアメリカにおける
民主主義の思想の在り方が
問われている気がした。

私たち日本の国でも、
同性愛の人たちの権利は、
まだ理解されていない。
偏見は、いまだ、
強く残っていると思う。
私のところにも、同性愛の人たちは
相談に来ているが、
彼女たちの中にも、
いまだカミングアウトすることへの
恐れや不安が多い気がする。
同性愛の人たちと、異性愛の人たちが、
お互いの意識を尊重しあうためにも、
この問題について、
まずは私たち社会が、
お互いの立場を知ろうとする場が
必要である気がしている。

同性愛の人たちが、
どうせ分かってもらえないと諦めず、
また、異性愛の人たちが、
彼らに偏見を持たず生きていくためには、
どうすればいいのか、
まず、どこからの意識のスタートが
大切となるのか、
考えていこうと思う。

今、私自身にできること。
それは、性同一性障害、
同性愛の人たちの悩みの相談に関しての
門を開くことだと感じている。
女性専門のカウンセリングルームではあるが、
そこに、女性として生きている男性も
受け入れていくことも含め、
考えていきたいと思っている。

投稿者 椎名 あつ子 : 19:00

プロフィール

横浜心理ケアセンター

『横浜心理ケアセンター』

2000年から横浜市中区で開設しているカウンセリングルームです。
多種医療・弁護士などとの協力体制のもと、心理カウンセリングを行っています。
このブログでは、センターの代表である私が、一人の人間として、一人の女性として、またカウンセラーとして、日々の生活の中で感じた様々な出来事などをエッセイ風にみなさんにお伝えしていきたいと思います。

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