2006年08月アーカイブ

2006年08月16日

ヘラクレスのように

やはり、MyWayを聞きました。
愛するプードル、ヘラちゃんが、
突然、静かに息を引き取りました。
13歳でした。

私は三浦の高台の丘に、車を走らせました。
すいかや、とうもろこしや、
メロンの畑だらけの狭い農道から
見渡す広い広い世界、
視界に広がる青すぎる空、
大きすぎる入道雲の下の方に見える大好きな海。

ヘラちゃん、あなたは、
私を最高の人と出会わせてくれたのです。
もっともっと一緒に走りたかったね。
君は、真白な、品の良い歩き方をする子でした。
そして私にとてもなついて、
君の体全身で愛を表現してくれました。

おととしの暑い暑い日でしたね。
公園をいっぱい走ったね。
そのとき、四葉のクローバーを見つけたね。
そして、その日別れるとき、辛かったね。
君は私のために脱走して、
会いに来ようとしてくれたね。

私はもう君を抱きしめることはできないけれど、
大切な君のために、
やっぱり、MyWayを聴いたよ。
三浦には一緒にこれなかったけれど、
私の心の中のソウルに生き続けるよ。

ヘラ、君は、私に大切な出会いを
与えてくれたね。
君の優しい目、
そして耐え続けた孤独だった君。
やっと君の大切だった人に
天国で会えるね。
君の飼い主が去って、
長い間、ひとりで生きていた君。
もう淋しくないからね。
ゆっくりおやすみなさい。

君とのloveショットの写真、
大切にするね。
忘れないでね。私のこと。

私は三浦の家に、君の写真を必ず飾るね。
私は来週からまた、新しい転機を迎えるため
始めるけれど、
どうか心の中で一緒に生き続けてください。
心から心からお願いします。
この私に、勇気と、耐える心を
与えてください。
ヘラクレスのように、勇敢であるように…
名前通り、君は強い男でした。

ヘラを想い続けて、
青く澄んだ夏の空をじーっと見上げていたら、
大きな雲が、ヘラの顔になって見えてきました。
そしていつの間にか、
さっと消えていきました。

夏の日の出来事でした。

投稿者 椎名 あつ子 : 14:58 

プロフィール

横浜心理ケアセンター

『横浜心理ケアセンター』

2000年から横浜市中区で開設しているカウンセリングルームです。
多種医療・弁護士などとの協力体制のもと、心理カウンセリングを行っています。
このブログでは、センターの代表である私が、一人の人間として、一人の女性として、またカウンセラーとして、日々の生活の中で感じた様々な出来事などをエッセイ風にみなさんにお伝えしていきたいと思います。

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